メドック翻訳仮公開版



目次

著作権と謝辞


第1章 骨髄移植の基礎


11. 骨髄とは何ですか?
11. どうして骨髄移植なのですか?
12. 骨髄移植の型
13. 骨髄移植に備える
13. 骨髄採取
14. 前処置
15. 骨髄移植
15. 生着
16. 骨髄移植中、患者が感じること
17. 感情的ストレスを処理する
18. 退院
18. 移植後の生活
19. やる価値があるのか?


第2章 血球についての基礎知識

22. 造血

第3章 自家骨髄移植

25. 自家骨髄移植を受けるのはどういう人か?
26. ホジキン、非ホジキンリンパ腫
27. 白血病
28. 乳ガン
29. 小児神経芽細胞腫
30. その他の病気
30. 骨髄のパージング
31. 回復後
31. ジョージア・コンフォートの体験談


第4章 同種骨髄移植

34. HLA
37. HLA適合
37. HLAタイピングテスト
38. 血縁者適合ドナー
38. 急性骨髄性白血病 (AML)
39. 急性リンパ性白血病 (ALL)
39. 慢性骨髄性白血病 (CML)
39. ホジキン、ノンホジキンリンパ腫
40. 再生不良性貧血
40. ミスマッチの骨髄移植
41. 非血縁ドナーでの骨髄移植
42. 非血縁のドナーを見つける
43. ドナーになる
44. ローラ・ワイズの体験談


第5章 末梢血幹細胞移植

47. 幹細胞
48. 末梢血幹細胞採取(ハーベスト)
49. PSCH法を採用する理由
49. PSCHの賛成論と反対論
50. ディランジェの体験


第6章 感情面、心理面の考察

53. 未知の経験に対処する
54. 情報を集める
54. 目標を設定する
55. コントロールが効かない
57. 隔離
58. 身体的なつらさ
59. 精神科医の助力
59. 患者のために、そばについている
61. 日常生活に復帰する
63. そして何ヵ月も経って―
64. 心の準備が整わぬヒーローたちよ


第7章 我が子を救うのに骨髄移植が必要な時

67. 骨髄移植を決心する
68. 情報を得る
70. 移植に備える
72. 兄弟姉妹の心配事
73. 兄弟姉妹骨髄提供者
73. 移植を待つ
74. 移植を受けている時の生活
77. 家に帰る


第8章 感染症

82. 感染と闘う−免疫システム
82. リンパ球
83. その他の白血球
83. 細菌感染
85. 真菌感染
86. ウイルス感染
86. 単純性疱疹感染
87. サイトメガロウイルス (CMV)
87. 水痘帯状疱疹ウイルス
88. その他のウイルス
88. 原虫
90. 感染の機会をさける


第9章 移植片対宿主病

91. T細胞
92. GVHD
92. 急性GVHDの段階
93. 急性GVHDの軽減と治療
94. T細胞除去
95. 慢性GVHD
96. 慢性GVHDの治療
97. 長期的問題
97. GVHDによるストレスと取り組む
99. スーザンの体験


第10章 肝障害

102. 骨髄移植後3ヵ月まで
102. 肝中心静脈閉塞 (VOD)
104. 急性GVHDの肝臓への発現
104. 血液を介した感染
104. 真菌性肝臓疾患
105. 薬剤性肝障害
106. ウイルス性肝炎
106. 胆道の病気
106. 移植後3ヵ月が過ぎて
107. 肝臓の慢性GVHD
107. 慢性ウイルス性肝炎
107. 真菌性肝臓疾患


第11章 不妊症・男子不妊症――移植後の生殖機能と家族計画

110. 妊娠へのステップ
111. 精子産生
112. 化学療法と放射線照射
114. 医療補助技術による生殖技術
114. 人工授精
116. 体外受精
118. 計画を選択する
119. 感情面の考慮
119. 養子縁組の道
119. 仲介所を通した養子縁組
120. 個人的にする養子縁組
121. 費用
121. 感情面の考慮


第12章 健康保険と骨髄移植(医療費の支払い)

124. 保険にはどんなものがあるのか
124. 民間保険会社
125. 自社保険プラン
125. 健康維持団体HMOs (Health Maintenance Organizations)
126. 政府の保険制度―メディケアとメディケイド、チップス
126. その他の保険制度
127. あなたの健康保険は適切か?
128. 保険で支払いを拒否されても…
129. 問題点は何か?
129. 実験的、研究的段階
130. 医学的な必然性がない
131. 保険給付を受ける資格がない
131. 慣例的な料金でない
133. 訴訟を起こす
133. 骨髄移植ニュース1991年保険調査
134. ゲイルの体験談


付録A: 血液検査について学びましょう
付録B: 支援団体一覧
付録C: 用語集
索引


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BMT Newsletter (c) 1992

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スーザン・L・スチュワート著
医学監修:マーチン S. トールマン医学博士、パトリック J. スティッフ医学博士
発行: 60035イリノイ州ハイランドパークスプルース通り1985骨髄移植ニュース
電話847-831-1913

Eメール: [email protected]

この書籍の発行は以下の団体から一部助成を受けています。
製薬業協会?
アムゲン(Amgen)?
Immunex 株式会社

以下の方には特にご協力頂きました。
イリノイ州スコーキーDesktop Edit Shopにはデザインと植字を
シェリル・スタイガーさんには、表装デザインとイラストを
リチャード・ホング医学博士にはイラストを担当頂きました。
心より感謝いたします。

著作権 (c) 1992


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謝辞

下記の医師、ナース、精神科カウンセラーの皆さまに心から感謝いたします。皆さまにはこの本の基礎となっている[骨髄移植ニュースの最重要12項目]に、医療面からアドバイスをいただきました。皆さまのお力添えなしにはこの本は完成しなかったことでしょう。

Tauseef Ahmed 医学博士,ニューヨーク州バルハラ ニューヨーク医科大学
Linda D. Applegarth 教育学博士 ニューヨーク州ニューヨーク市コーネル大学医学部生殖医療不妊センター
Patrick Beatty 医学博士 博士, ユタ州ソルトレーク市ユタ大学医学部
Richard E. Champlin 医学博士, テキサス州ヒューストン・アンダーソンがんセンター
Roberta Dillon 登録(正)看護婦,看護学修士 ヴァージニア州シャルロットビル・バージニア大学保健科学センター
Robert Geller 医学博士, ジョージア州アトランタ・エモリー大学医学部
John Graham-Pole 医学博士 英国内科学会正会員, フロリダ州ゲインズビル・フロリダ大学医学部
Richard Hong 医学博士, ウィスコンシン州マジソン・ウィスコンシン大学病院
Herbert Kaizer 医学博士, イリノイ州シガゴ・ラッシュ・プレスバイテリアン聖リューク医療センター
Anne Kessinger 医学博士, ネブラスカ州オマハ・ネブラスカ大学医療センター
Morris Kletzel 医学博士, イリノイ州シカゴ・小児記念病院
Mary Lauer 登録(正)看護婦 小児科看護診療士 ウィスコンシン州ミルウォーキー・ウィスコンシン小児病院
Irving Leon 博士, ミシガン州アンアーバー・ミシガン大学
George B. McDonald 医学博士, ワシントン州シアトル・フレッドハッチンソンがん研究所
Philip McGlave 医学博士, ミネソタ州ミネアポリス・ミネソタ大学病院
Daniel Pietryga 医学博士, ウィスコンシン州ミルウォーキー・ウィスコンシン小児病院
Debbie Richards 登録(正)看護婦 看護学学士 ウィスコンシン州ミルウォーキー・ウィスコンシン小児病院
Jean Sanders 医学博士, ワシントン州シアトル・フレッドハッチンソンがん研究所
Mark V. Sauer 医学博士, カリフォルニア州ロサンゼルス・南カリフォルニア大学カリフォルニア生殖保健研究所
Richard L. Schilsky 医学博士, イリノイ州シカゴ・シカゴ大学プリッカー医科大学
Patrick J. Stiff 医学博士,イリノイ州メイウッド・ロヨラ大学医療センター
Aimee St. Pierre 医学博士, イリノイ州シガゴ・ラッシュ・長老教会聖リューク医療センター
Martin S. Tallman 医学博士, イリノイ州シカゴ・ノースウェスタン大学医学部
Georgia Vogelsang 医学博士, メリーランド州ボルチモア・ジョン・ホプキンスがんセンター
Stephanie Williams 医学博士, イリノイ州シカゴ・シカゴ大学プリッカー医科大学
Jane Winter 医学博士, イリノイ州シカゴノースウエスタン大学医学部

さらに、以下の骨髄移植患者、患者家族、その他の技術アドバイザーの皆さまのおかげで、そのご経験と専門的知識をこの本に反映させることができました。深く感謝いたします。

Cindy Barkdull 医学博士.
Nancy Beskin
Lorraine Boldt
Georgia Comfort
Thelda DeLanghe
Sue and Steve Freeman
Ann Glowinski
Connie Hannes
Judith Kaufman
Ruth Krueger
Susan Mitchell
Gail Pitman
Jerry Schwartz
Mary Scherer
Pat Tabet
Caesar Tabet
Michelle Vandermaas
Ellyn Weiselman
Ted Wieseman
Jacqueline Williams
Janet Winkowski
Laura Wise

また、特にトーマス・スチュワートさんとメアリー・アン・チャンドラーさんには、「骨髄移植ニュース」の制作に当たって、言葉では言い表せないほどのお力添えと励ましの言葉を頂きました。


同志のみなさんへ

私は1988年に、白血病と診断されたのち、主治医に骨髄移植を勧められました。それまで一度も「骨髄移植」などという言葉を聞いたことはありませんでしたし、骨髄が何であり、なぜそれが大事なのかを知る糸口すらありませんでした。
私はとても混乱して参ってしまいました。骨髄移植について書いてある医療用語はどれも馴染みのないものばかりで、医師に何を質問したらいいのかさえ、適切な考えが浮かばず途方にくれたときも何度もありました。移植から回復した後に、移植を受けて元気になった他の患者さんたち数人と会ってみて、自分だけがそうだったのではないことに気がつきました。
この本は医師や看護婦のお力を借りて、患者が患者のために書いた物です。(訳したのも患者家族です。§^。^§)あなたが移植の全期間を通して目にする医療情報のいくつかをわかり易い言葉で書き換えたつもりです。
逃げ道はありません―骨髄移植は、重大で混乱をきたすテーマなのです。この本には学ぶべきたくさんの情報が詰め込まれています。あなたのペースにあわせて読んでください。
基礎だけ知りたいという方は、1章と6章から始めてください。そのあとで、あなたが心配なことに答えを見つけられる様、目次・索引をみて調べてください。
心の用意ができたら、移植時に起こり得る合併症や、他の患者がどうやって取り組んできたかなど、様々な面から詳しく書いたほかの章を読みましょう。移植を受ける決心をすること、治療をうけること、元の正常な生活に復帰することがどんなに苦しいものか、私にはわかっています。この本があなたの体験を少しでも楽なものにできるよう、お役に立つことを願っています。

「骨髄移植ニュース」編集発行者 スーザン・スチュワートより

追伸:「骨髄移植ニュースの最重要12項目」がこの本の基礎を築いております。「骨髄移植ニュース」は骨髄移植患者・治癒生存者・その家族のための無料の出版物です。発送ご希望の方は708-831- 1913にご連絡ください。

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