検討事項
●骨髄データセンターのコンピュータシステムについて
・骨髄データセンターのコンピュータシステムは、あと2年は持たすことは無理である。
(中央DC)
・平成9年度の2次補正予算については、今もって、何の打診もない状況である。(厚生省)
・今後の予算化に関して、厚生省に相談に伺いたい。(本社)
・予算要求の機会がある都度、骨髄データセンターのコンピュータシステムの予算要求を行っ
ていく。(厚生省)
●土、日曜の登録受付について
・骨髄バンク推進月間に合わせ、土日の登録受付を各骨髄データセンターに協力依頼し、約40ケ
所で実施されたが、土日の登録者数の集計は、まだ行っていない。(本社)
・ 国会議員より照会がきているので、その成果を示してほしい.(厚生省)
・12月は推進月間であり、各種イベント等の効果あり登録者数が増加したことも考慮した上で、
報告してほしい。(本社)
●登録方法の変更(手続きの簡素化)について
・厚生省より簡素化のたたき台が提示され、これについて検討を行った。
・採血は献血車でも可能だが、登録受付業務は人員と場所を確保しなければならないと
聞いているので別紙の案を検討していただき検討してもらいたい。(厚生省)
・手続きに要する時間を短縮しても、登録者がばらばらにやってきた場合、受付対応者
の拘束時間は短縮できない.(中央DC)
・登録手続きと採血を分割して行うのであれば、常設的な窓口は必要ないのではないか
(財団)
・土日に窓口を開けドナー登録者が増えたのならば土日の常設化を考慮し、常設化の意
味があれば問題点を抽出し、そして常設化が可能かどうかを検討すると言った順序で
検討してもらいたい(厚生省)
●HLA型統計データの提供について
・中央骨髄データセンターにて発生する作業について詳細なインフォメーションが
ほしい。(中央DC)
・調査中であり、今後お知らせしたい。(財団)
・財団から厚生省への依頼、厚生省から日赤への依頼、日赤から財団へのデータ提供、
財団からBMDWへのデータ提供、活用開始、といった事務的な作業スケジュールを示し
てほしい。(厚生省)
・日本国内における活用方法はどうなっているのか(中央DC)
・実務を行いながら検討していく。(財団)
●年齢超過によるドナー登録取消者に対する礼状の送付について
・財団の礼状案に対し、日赤としても礼状を提出するとのことだったので、文案を提出
させてもらった。(本社)
・文面だけでなく、どこが礼状を送付するのか、郵送費はどこが負担するのかといった
問題を含め、検討していただく話になっていた。取消者のタックシールをいただき、
財団から発送する方法も提案していた。具体的作業手順も検討していただきたい。
(財団)
・財団と日赤から2枚の礼状が届いたのでは、登録者も混乱するのではないか。文章は1枚
の方がよいと思う。(厚生省)
・骨髄データセンターから発送する場合は、システム構築に1ケ月、周知にはさらに時間
が必要である。(中央DC)
●HLA-DNAタイピングデータの再活用について
・本業務の執行について中央センターでの手続きは問題はないか。(本社)
・データ管理上は特に問題はない。
しかし、患者のDNAデータがないと活用の意味がないのではないか。(中央DC)
・患者登録時にDNA検査をすることについては、ドナーが見つからない患者に対しても
費用負担を求めることになる等の問題もあることから、検討中である。(財団)
・本来は、患者のDNA検査をはじめに行うという手続きが決まってから、データ活用の
依頼が来るという段取りで進めるものではないか。(本社)
・患者負担の問題もあり、データ活用が可能かがわからない時に、患者登録時にDNA検
査をすることは決められない。(財団)
・この件は、3年前からの検討事項であり、財団は日赤からの問題提起に対応してきて
いる。今もって決着がつかないことは問題である。(中央DC)
報告事項
厚生省より平成10年度の政府予算案について説明があった。
財団より、平成9年末までの骨髄移植患者と骨髄提供者に関するデータをまとめ、記者発表した
ことの報告があった。これに関して日赤より、財団が今後記者発表する場合はその資料を記者
発表前に見せてほしいとの要望がなされた。
|