骨髄バンク三者事務連絡会

日 時 平成9年5月27日 15時より
場 所 骨髄移植推進財団事務局2階会議室
出席者 厚生省:成瀬室長補佐 甲田係長
日赤本社:岩田課長 服部係長 串田主事
中央骨髄データセンター:赤座部長 村係長
財団:野田 矢澤 山崎 町田

●議事概要

[厚生省]・関東・甲信越地区骨髄バンク推進連絡会議を7月11日に開催する。また、9月には東海北陸地区連絡会議を行う。年明けには近畿地区においても行いたい。(報告)
・日本赤十字社に対してNMDPとの提携に関する協力依頼の返事をいただいたことに対する謝辞。
・次年度予算申請について、概要の報告があった。
厚生省全体の方針として、関連団体に対する補助金を削減する傾向にある。これまでの業務が停滞することのないよう、省内での調整に勤めるとの報告があった。また、新規事業に関する要求も可能ではあるが、スクラップ・アンド・ビルドの考え方で行われる。

[中央データセンター]

・骨髄データセンターのコンピュータは、10万人のドナーの検索を行うことを想定している。今後ドナー登録者が増加すれば、現在のシステムでは対応することができない。また、地方骨髄データセンターのコンピュータの故障が目立つようになってきている。修理は業者に依頼せず、中央骨髄データセンターで行っている状況である。コンピュータシステムの予算を計上していただけるよう重ねてお願いする。
・1次2次同時検査実施に関しては、月間約1,000名のドナー登録があり、まず順調に推移している。
 同時検査に変更したことにより、登録から1週間後に適合報告されるドナーも表われている。
・まだ2次検査を実施していないドナーは、約18,000人いる。(1度も呼び出していないドナーが約12,400人、依頼に応じないドナーが約6,000人)この人数の2次検査をすべて実施すると約2億5千万円が必要であり、順次呼び出しをかけることは予算的に困難である。

[日赤本社]

・年齢超過等による登録取消者に対する礼状については、骨髄データセンターから発送することとしたい。
 ついては、実務的な詰めの作業をどうするか、打合せを行いたい。具体的には、封筒の差出人や礼状の文面、礼状の用紙サイズ、骨髄データセンターからのメッセージを同封すること等についてである。
・2次適合報告書にDNAタイピングデータを付して報告する件については、本社内での検討が遅れており、もうしばらく時間がほしい。

[財団]

・国際協力事業の実施状況についての報告を行った。
・ビデオの改訂については、別紙の改定案により一部変更の形式で進めたいと考えている。時間も若干短縮する方向で考えているが、骨髄データセンターとしてのご意見があればお寄せいただきたい。(本社が各センターヘアンケートを送ることとなった。)
・骨髄提供希望登録に関して、登録申し込みはがきの制度の再考をお願いしたい。1往復分の郵送費が軽減され、登録希望者の手間も減少する。
 (この制度が導入された経緯や、コーディネート中止数増加の可能性も含め、検討すべきである)
・予備検索制度とBMDWへの加盟に関して、検討を依頼。
 (まず、JMDPのドナーのHLAタイプと人数のデータを公開すること可否を検討するのが先であるとの意見が出され、検討を行っていくこととなった。)
・次回は、6月24日(火)厚生省において開催を予定