1.第10回企画管理委員会議事録案
[1] 普及広報委員会:全国大会の名古屋開催案、ドナー登録者10万人突破記念全国キャン
ペーン企画案財団の概要作成と英文及び点字版「チャンス」の作成案、公共広告機構
への「骨髄バンクテーマ」の採用要請、地区普及広報委員の任期切れに伴う選任基準
普及広報活動の拠点の分散化計画案(継続審議)、ドナー希望者に対する意識調査の
実施(東京都立大学)、インターネット正式設立及び公開フォーラム報告等
[2] コーディネート委員会:調整医師5名の推薦、1997年業務集計、国際協力コーディネー
ト進行状況(ドナー)報告
[3] 医療委員会:認定病院の更新、DLT基準の見直(継続審議)
[4] 国際委員会:NMDPを介して実施した移植の現況報告、業務提携を前提とした海外骨髄
バンクとのその後の経緯、国際協力コーディネート進行状況(ドナー)報告等を内容
とする第10回企画管理委員会議事録案を承認した。
2.企画管理委員会
承認事項
HLA適合ドナー人数照会システムの導入に関する検討について
海外骨髄バンクからの登録希望患者に対する予備的ドナー照合については、国際協力事業
の開始に伴う緊急避難的なやむを得ない対応であったとされた。また、国内患者に対して
適用が遅れたことについては、結果として公平を欠く運用となっており、日本赤十字社の
協力を得て早急に対処するものとし、国内の患者主治医からの照会に対しても、最新のHLA
型別ドナーの検索を無料で提供していく必要があるされた。
3.普及広報委員会
承認事項
[1] 継続案件であった普及広報活動拠点の地区分散化について、財政面、人的な問題、業
務内容等詳細な詰めを行うとされ、関西地区に試行的に拠点を設ける方向で進むこと
とされた。
[2] 土日のドナー登録受付に関する説明会の開催について
日赤DCでのドナー登録土日受付開始の条件として、従来日赤DCで実施しているビデオ
視聴及び説明等を財団主導で実施し、その「受講証明書」を持参した者には、献血セ
ンターで直接採血可能であるとされたことを受け、本年度より行政、地区普及広報委
員、ボランティア等と連携を取りながら調査研究事業の一環として試行的に説明会を
開催し、ドナーリクルートに努めることとされた。
[3] ドナー登録手続きの簡素化
パンフレットの内容充実、葉書での往復の省略等に関し、日赤等との協議を進めるこ
ととされた。
報告事項
[1] 10万人突破記念ラリーについて
関係機関との調整を行い、予算面も含め企画案を詰めるとされた。
[2] 患者用手引書(案)について
素案が出来上がり次第委員会に諮ることとされた。
[3] 地区普及広報委員の選出について
任期切れに伴う再委嘱について意向調査を実施中であり、次回委員会に10年度地区普
及広報委員を推薦するとされた。
4.コーディネート委員会
承認事項 調整医師の推薦1名が承認された。
報告事項
[1] 第3回ドナー担当者会議内容が議事録により報告された。
[2] マニュアル改定特別委員会よりドナーコーディネートシステムと患者コディネートシ
ステムを主内容とするマニュアル改定の課題(要約版)が、資料報告され、関係者間
で詰めることとされた。
5.医療委員会
報告事項
認定病院の認定申請3件については次回持越し案件とされた。
6.ドナー安全委員会
報告事項
[1] 提供後急性肝炎を発直したドナーについて資料に基づき説明された。
[2] 患者とドナーの対面、ドナー年齢引き下げ、リンパ球輸注について今後も検討してい
くこととされた。
7.国際委員会
承認事項
提携外の骨髄バンクとのコーディネート主担者として厚生省班研究メンバーである中村真
貴子氏を国際委員会委員に委嘱することが承認された。
報告事項
BMDWへの参加、NMDP/TCTMDRとの相互ドナー検索、異人種問骨髄移植の成績、骨髄液の引
き渡し時の国際空港施設利用、TCTMDRとの正式提携と韓国骨髄バンクとの試験的提携、海
外ドナーからの骨髄移植を実施する施設、提供ドナーの登録年齢、患者と提供ドナーの対
面、DLTの適応、JMDPと海外バンクとの同時コーデネー上進行等について1998年第1回国際
委員会議事録にて説明があった。
8.事務局
報告事項
[1] 第14回通常理事会、通常評議員会議題について
[2] 患者負担金の未収と再請求について
[3] 診組織規程の一部を改正する規定について
[4] 骨髄バンク事業の現況(平成10年2月末現在)
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