1.第9回企画管理委員会議事録
[1] 普及広報委員会:
ドナー希望者に対する推薦調査の実施、ドナー登録者10万人達成後の目標値改定、
普及広報の面から見た財源確保等
[2] コーディネート委員会:調整医師の2名の推薦、コーディネート委員会報告
[3] 医療委員会:認定施設の申請、認定施設更新に伴う移植状況調査等
[4] ドナー安全委員会:骨髄採取時の問題症例とその後の経過報告等
[5] 国際委員会:海外バンクへの登録料の変更等
[6] その他:初期検索システム導入準備等
[7] 事務局報告事項:臨時理事会報告、患者負担全未納者への再請求、バンク事業の現況
と海外協力活動状況(12月末現在)
等を内容とする第9回企画管理委員会議事録案を承認した。
2.普及広報委員会
承認事項
[1] 全国大会の名古屋開催案について
[2] ドナ一室録者10万人突破記念全国キャンペーン企画案について
[3] 財団の概要作成と英文及び点字版「チャンス」の作成実について
[4] 公共広告機構への「骨髄バンクテーマ」の採用要請について
[5] 地区普及広報委員の任期切れに伴う選任基準について
[6] 普及広報活動の拠点の分散化計画案(関西地区)について
等が平成10年度腫瘍事業計画案として提案され、新年度予算との兼ね合いも含め、実施に向け
て詰めを行うこととされ承認された。
報告事項
[1] ドナー希望者に対する意識調査の実施(東京都立大学)
[2] インターネット正式設立及び公開フォーラム報告
3.コーディネート委員会
承認事項 調整医師5名の推求が承認された。
報告事項
[1] 1997年業務集計について
地区事務局別のコーディネート依頼受理数、3次検査実施数、ドナー選定数、最終同
意確認数、採取実施敷、コーディネート中止数(理由別)の報告
[2] 国際協力コーディネート進行状況(ドナー)の報告
4.医療委員会
承認事項
[1] 認定病床の更新について
再認定基準を過去3年間に同種骨骨髄移植10例以上と定め、3月末に調査票の集計結果
をもとに認定更新の可否につき検討することとされた。また公開を前提として調査し
た認定病院の医療情報は公開してよいとの見解が示され了承された。
[2] 血縁者間骨髄移植を実施した後に原疾患が再発した患者のバンクへの登録受付をテス
トケースとして認めることとされた。
継続審議事項
DLT基準の見直しについて
骨髄移植後にEBウイルスによる2次B細胞増殖性リンパ腫(EBLD)を発生した患者及び慢性
骨髄性白血病の遣伝子レベルでの再発症例に対する対症療法としてドナーリンパ球輸注(
DLT)の導入を行いたいという医療委員会よりの提案に対して、治療の効果、ドナーに対
するインフォームドコンセント、採取施設及び運搬その他関係機関との連絡調整等検討を
要する事項を詰める必要があるとされ次回以降検討結果を踏まえて、実施の可否につき検
討を進めることとされ、継続審議事項とされた。
5.国際委員会
報告事項
[1] NMDPを介して実施した移植の現況について報告された。
[2] 業務提携を前提とした海外骨髄バンクとのその後の経緯について
台湾バンクについては、本年4月の業務提携に向けて進んでいるが当初のパイロット
アグリーメントの再度見直しも含め締結に向けて準備を進めるとされた。
韓国バンクとの業務提携については、流動的な韓国のバンク事情(KMDPとカソリツク
系バンク)もあり日本からの申し入れに対し、先方からの積極的なアプローチもその
後なく、現在に至っていること。内政干渉にならないよう十分配慮しつつ、今後は当
方から働き掛けを強め、そのアプローチ結果により4月よりパイロットアグリーメン
トにより協力関係を構築していく方針が確認された。
6.患者負担金未納状況及び再請求について
登録料、コーディネート料、三次検査料、ドナー保険料、健康管理調査料等の未収
金について再請求を行ったことが報告された.
7.その他
[1] 臨時理事会、臨時評議員会開催結果
(BMDWへの加入、権利の放棄の承認)が報告された。
[2] 骨髄バンク事業の現況(平成10年1月末日)が資料により報告された。
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