[財務委員会了承事項]
1. 企画管理(第7回)・財務(第2回)合同委員会議事録
2. 三谷レポート(通称)提言の実施状況と今後の対応並びに計画策定に使用する推計値等(継続議題
)について
1) ドナー登録目標数値の設定について
ドナー登録、普及広報等諸事業の推進を図るため、新たな目標値の設定が必要であると
され、日赤データセンターで登録ドナーのアリルレベルの分析結果が示されれば、その
推計値を新たな目標値に設定して目標の達成に向け最大限の努力を払う必要があるとさ
れた。
なお、新たな推計値については本年度中の提示に向けて協力願いたい旨の依頼が行われ
た。
2) 定員について
所要財源の確保を前提に、事務の簡素合理化を図りつつ平成9年度から事務量の増大に対
処し、国際協力部門、普及広報部門、調整部門等について、所要の増員を図る方針が確
認された。また地区調整委員会事務局職員の定員化については、16名(8地区×2名)を業
務量に応じ配置するとともに、必要に応じ非常勤職員を併せ配置し、対処することにな
った。
3) 5か年計画年次中における新規事業について
ア. 普及広報事業関係
所要財源の確保を前提に公共広告機構広告制作費、地区普及広報委員の増員、
平日時間外及び土日休祭日のドナー登録希望者よりの電話受付業務、インター
ネットホームページの制作及びメンテナンス、PR用CD‐ROM制作等の新規事業
が今後必要になるとされた。
イ. 調整活動事業関係
所要財源の確保を前提に地区調整委員会事務局のうち北海道地区の事務局の借
り上げ、新規登録患者数、移植予定数、コーディネーション件数、コーディネ
ーター数、地区調整委員会事務局員の定員化等を計画策定にとりいれる必要が
あろうとされた。
ウ. 管理費関係
バンク事業の拡大に伴い事務所が手狭になっていることを踏まえ、所要財源の
確保を前提に早い時期に事務所移転を考慮する必要があるとされた。
4) 内部組織について
国際部(仮称)の設置及びその時期、地区調整委員会事務局のあり方、内部組織の見直
し、再編成等について検討され、国際協力業務の開始に伴う受け皿としての組織、職
員配置等については優先的に対処することとされた。
5) 所要財源について
現状推移計画のもとでは、平成10年度において単年度収支がマイナスに転ずること、
更に国際協力事業の開始に伴って、予測し難い経費の発生等、新たな財政負担を生ず
る恐れがあること等を考慮にいれ、業務の簡素合理化を一層推進するとともに、運営
費財源の確保対策の強化を図り、国庫補助金の増額要望を含め、助成事業実施団体へ
の新たなアプローチ、真に止む終えない場合には患者負担金の増額等も視野に入れな
がら健全な運営を図るべきとされ、本財源計画案は企画管理委員会までの検討資料扱
いとすることとした。
企画管理委員会承認事項
1. 企画管理(第7回)・財務(第2回)合同委員会議事録
2. HLADNAタイピングデータの再活用について
ドナー候補者の三次検査で得られたHLADNAタイピングデータを日本赤十字中央骨髄データ
センターに移管して、新たな患者との適合検索に再活用することについて、財団が希望す
る活用内容を日本赤十字社に提出し、検討を依頼することとなった。
3. 国際協力小委員会報告(NMDP/台湾骨髄バンク)について
12月に締結したNMDPとの業務提携契約については、米国側の事務手続き待ちであること、
JMDPとしては新年度から業務を開始する体制で準備を進めていること、台湾骨髄バンクと
の話し合いについては、2月中に小委員会より2名、事務局より1名訪台し、現状調査と情
報収集をすることになった、
4. 第9回普及広報委員会議事録
1) 骨髄移植1,000例達成キャンペーンが2月9曰(日)12時から14時まで全国150か所余で実
施することとなった。
特に香川県・徳島県については、実働する人がいないため普及広報委員の高橋、清水、
謝委員を派遣することとなった。
2)「ツール・ド空海」(実行委員長:謝委員 4月26日から5月5日に実施される四国地区の霊
場八十八か所をラリー形式で回る骨髄バンク支援バックアップサイクルツーリング)へ
の後援について承認となり事業費に対する費用補助並びに参加者への傷害保険の付保
等についても検討することになった。
5. その他
骨髄バンク事業の現況(1月末現在)が資料で報告された。
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