承認事項
1) 平成7年度第10回企画管理委員会議事録
2) 新規コーディネーターの募集要項案を承認した。
なお、コーディネーターの身分については前回の募集の際には「非常勤職員・ボランティ
ア」と表現されていたが、コーディネート活動の活発化に伴い、身分、呼称、資格などに
ついて検討を勧める声もあることから、当面は、嘱託の名称を使用するものとし、将来的
には見直すことも含め検討することとされた。
3) CML・MDS等の早期再発症例の救命制度としてDLT(ドナーリンバ球輸注療法)導入の是非については、
ア.学会・文献及び血縁者間でのデータ等を確認してから行うべきだ。
イ.この問題を移植部会で検討することが適切であるのか。
ウ.厚生省の研究班に委ねるべきではないか。
等の意見が出たため、企画管理委員会では結論を出さず、厚生省研究班の見解を待つこととした。
4) 調整医師5名の認定申請を承認した。
5) HLAクラスI(A・B座)のDNAタイピング導入については、その移植成績への影響を考慮し、現在
実施している三次検査にクラスIDNA検査(特に血清学タイプのA2・A26・B61抗原)を追加して
もらいたい旨の要望が中央調整委員会から出され、厚生省・日赤・財団との間で協議するこ
とになった。
6) 業務統計のコンピューター化に伴い、これまでの公表データに加え、ドナーフォロ―アップに
関するデータ他5図表が集計作表可能となったため、これらを業務統計として公表することに
ついて承認された。
7) ドナー登録希望者の時間外・休日のフリーダイアル呼出し数のNTT側の受電状況調査が、かな
りの数に上ることが判明したため、当面ドナーリクルート調査の一環としてNTTテレマーケテ
ィング鰍ノ1カ月の委託調査(54万円/月)を依頼し、その結果を見て正式に継続委託するか、広
告スポット等が放映される時期に限定するかどうかを判断することになった。また、現在電話
受付作業をしているボランティアに対する賃金(時間給/600円)支給の経緯その他ボランティア
団体に対する協力依頼の是非等につき討議され、将来的には一般からボランティアを募集する
こと等も含め事務局で検討の上、本委員会に報告することとされた。
8) ドナー傷害保険料の改訂については、現行184,060円を141,060円(△43,000円、△23.4%減)に
減額する案が幹事社から提案されたので、提案どおりこれを承認した。
なお、実施時期については幹事社と協議の上、決定することとされた。
9) 患者負担金の見直しについては、コーディネート件数の増加等に伴い、各負担金項目毎にアン
バランスが生じていること等を踏まえ、最近の資料により原価計算を行った上、適切な時期に
改定することとされた。また、この改定に併せ患者負担金前払方式の導入についても検討する
こととされた。
10) 常設委員会委員候補者案が承認され、委嘱手続きを開始することとされた。
なお、委員会規程第8条の規定により、委嘱の終期は平成9年3月31日とすることを確認した。
了承事項
1) 国立公衆衛生院との共同研究である「公的骨髄バンクのドナーブール拡大の方策についての研
究報告」を了承し、日本造血移植学会等に論文投稿する等研究成果を公表する方向で検討する
こととされた。
2) 骨髄提供の最終同意確認後6カ月以上経過しているドナ‐については、法律的に問題を生ずる
恐れがあるので書面方式により提供意思を再確認することとした。また、最近の移植例数の増
加に対処するため、骨髄提供同意立会弁護士派遣センターの弁護士数を現行30名から60名に増
員し、小山委員が中心となって研修を行うこととされた。
3) 平成8年度骨髄バンク推進連絡会議を未開催地域を中心に、厚生省の協力を得て、できるだけ
早い時期に開催することとされた。
4) 地区普及広報活動マニュアルを作成することになった。
5) 全国大会(5周年記念事業)の日程を12月14日(土)に変更することを了承した。
6) 平成7年度決算状況概況報告を了承した。
報告事項
[1]公共広告機構(5月末から3月まで)、公明新聞のキャンペーン(5月から3カ月間)が開始
されることになった。
[2]JR東海の主要駅に5月末から2週間(貴闘力関)、8月末から2週間(東ちづるさん)のポス
ターが掲出されることとなった。
[3] バンクニュース8号を6月2日に発送作業することとなった。
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